カテゴリ:不動産豆知識 / 投稿日付:2020/09/19 06:00
収納スペースは快適な生活を送るためには欠かせませんよね。
広ければ良いというわけでなく、使いやすさが重要となります。
また、どこに配置するかによっても使い勝手は大きく変化します。
そこで今回は、伏見区の賃貸に関する専門家が、収納の考え方・おすすめの収納を解説していきます。
□収納の考え方
まず、広さについてです。
収納を確保するうえで、どれくらいの広さが理想なのか、悩む方は多いのではないでしょうか。
その悩みを解決するには、収納の広さを決める前に、自分がどれくらいの荷物を持っており、新しい住まいではどれくらい収納するのかを先に把握する必要があります。
そのため、自分が収納したいものの量を紙に書き出してみると良いでしょう。
収納の広さを考える目安としては、今ある持ち物の量に対して少し余裕があるくらいの広さにすると良いです。
ほとんどの方は生活していくと、荷物が増える場合が多いからです。
もし、これから同居人やお子様を考えられる場合は、余計に余裕がある収納の方が良いでしょう。
自分の将来も視野に入れて収納の広さは考えましょう。
また、収納は奥行きや広さより壁面積が重要です。
収納は、いくら奥行きが広く、たくさん収納できたとしても、奥にあるものは取りにくく、取り出すために時間がかかってしまいます。
そのため、収納について考える際は、奥行きを考えるのではなく壁面積で考えると良いでしょう。
さらに、目的無く収納を設置するのはやめましょう。
収納の作り方として、「住んでいる際に収納に困ったら大変だから、設計するときに余った場所は全て収納にしよう。」とお考えの方もいらっしゃいますよね。
しかし、目的なく単に余ったスペースに収納を作っても、有効活用できない場合が多く、無駄にスペースを使いすぎてしまうこともあります。
例えば、階段の下は特定の目的では使えないことが多いため、収納にしようとお考え方もいらっしゃいます。
確かに奥行きがあるため、収納場所として適しているように見えるかもしれません。
しかし先ほど説明した通り、狭すぎるうえに奥行きがあると、もの取り出す際に一苦労してしまいます。
そのため、収納が少ないことはもちろん不便ですが、目的なく作ることも不便になる可能性があるため、明確な目的を持ったうえで収納を用意するのがベストと言えるでしょう。
最後に動線も意識するようにしましょう。
適切な収納を設けるためには、生活動線を踏まえて、収納が必要な適切な場所に配置する必要があります。
そうでなければ、お風呂上りにタオルを遠い収納場所までとりにいくといった、余計な動きが必要になり、ストレスとなります。
自分の行動パターンを考えて、無駄が無い収納配置にするように心がけましょう。
□場所別おすすめの収納
まず、玄関の収納、シューズクロークについて見ていきましょう。
シューズクロークとは、玄関に設けられる、靴を入れる収納のことを指します。
シューズクロークは靴以外の傘やアウトドア用品、スポーツ用品、子ども用品などを収納できます。
これらの物を同じ場所でまとめて収納できるため、家をすっきり見せられ、急な来客にもばっちり対応できます。
また、仮に物が出ていたとしても、一時的な保管場所として活用もできるでしょう。
また、シューズクロークを設置しておけば、冬の帰宅時、わざわざ寝室のクローゼットに行きコートをかける必要はなく、玄関にかけておけます。
そのため、外出時も寝室にコートを取りに行くことなく外に出られるのです。
外出時、帰宅時ともに動線を短くできると言えるでしょう。
さらに、玄関をデザイン性の高いものにできる点もメリットと言えるでしょう。
先ほども説明した通り、シューズクロークを設置しておくと、収納スペースが増え、すっきりとまとめられます。
次にキッチンにおすすめの収納、パントリーについて見ていきましょう。
パントリーとは、キッチンの中やキッチンに隣接するかたちで設置される場所のことを指します。
まとめ買いした食材や、キッチンペーパーや保存袋など台所仕事に必要なものは、パントリーにストックしておくと便利です。
普段の生活で頻繁に買い物に行けない家庭にとって、食材を大量に収納するスペースとして活用できるので、買いだめにも便利だといえるでしょう。
長期間保存できる食品や飲料をストックしておくことで、防災の点でも安心できます。
また、電子レンジや炊飯器といった電化製品も収納できて、出し入れの利便性が高いので、家事の効率化が図れます。
最後に洗面所・脱衣所の収納について見ていきましょう。
玄関から入って、家族がまず向かうのは手洗いやうがいを行う洗面スペースです。
部屋着に着替えることも考えると、この洗面・脱衣所にはできる限り収納を確保するのがおすすめだと言えます。
家族が衣類を各部屋まで取りにいくことなく着替えられれば、動線がさらにスムーズになります。
□まとめ
今回は、伏見区の賃貸に関する専門家が、収納の考え方・おすすめの収納を解説しました。
具体的な収納の考え方についてご理解いただけましたでしょうか。
当社では賃貸に関するご相談を随時受け付けております。
賃貸に興味をお持ちの方は、ぜひ一度お問合せください。