カテゴリ:不動産豆知識 / 投稿日付:2019/11/17 06:00
転勤や単身赴任など様々な理由で引っ越しをする方で、現在新しく暮らす部屋探しをしているという方もいらっしゃるかと思います。
こういった際には、まず様々な物件を探して、その中からいくつか気になる物件を見つけて内見を行い、気に入ったら契約をするというフローが一般的です。
しかし、契約する賃貸を決めたとはいえ、その仲介の仕組みに関して知っている方は少ないかと思います。
実は、この仕組みを知っていることで、皆さんにもメリットがあるのです。
そこで今回は、意外と知られていない賃貸仲介業の仕組みに関して解説します。
□全ての物件にオーナーがいる
全ての物件にはオーナーがいて、そのオーナーが仲介を依頼することによって、皆さんは不動産からそのオーナーの物件情報を得られたり、気に入れば契約を結んだりできるという仕組みになっています。
このオーナーと繋がっている業者は、入居者からのクレーム対応や家賃の集金、催促、物件の催促、退去時の立ち合い、原状回復工事など、本来ならオーナーが行う仕事を全て代理で行うのです。
□仲介業者にも種類がある
先ほどもお伝えしたように、オーナーは不動産に物件の仲介を依頼して、不動産がその物件を一般の人に入居してもらえるように紹介していきますが、仲介だけでなくその物件の管理を行っている会社も中にはあります。
この管理会社は入居者を探すこともありますが、管理している物件の情報を他の不動産会社に伝え、入居者を紹介してもらう場合もあります。
つまり、不動産の仲介業者には物件の管理を行いつつ、その物件の入居者を探している場合と、管理はせずに情報のみを提示して入居者を探している場合の2種類があります。
□管理会社を選んだ方がいい?
先ほど、不動産の仲介業者には2種類あるとお伝えしましたが、オーナーに依頼されている管理会社は物件のオーナーと近い距離にあり、直接連絡を取れます。
一方で、物件の情報のみを持って入居者を探している業者はオーナーとの接点がありません。
一見、物件と契約する皆さんとは関係のないことのように思えますが、皆さんが物件に関して気に入ったけど何かしら交渉したい点があったときに、オーナーと直接繋がっていない場合、交渉をしたとしても落としどころを見つけられず時間がかかってしまうことがあります。
物件に関する交渉をスムーズに進めるためには、オーナーと直接繋がっている管理会社を選ぶことが大切です。
□まとめ
賃貸契約に関しては、皆さんも慣れていないのでよく理解できていないという方が多いかと思います。
しかし、こういった仕組みを知らない状態で契約を結んでしまうと後悔する結果になってしまうかもしれません。
そうならないためにも、事前に賃貸に関してネット上で調べたり、業者に質問したりしてできるだけ把握しながら契約を進めていってください。